イベント開催報告~川原 礼子氏『気づかいの壁』出版記念イベント
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5月24日(水)開催の【「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方】川原礼子さん「気づかいの壁」出版記念イベントが無事に終了いたしました。
当日の様子をご紹介いたします!
プログラム
第一部 オープニングインプット~情のスキル「気づかい」とは?
企業向けに新人研修をはじめとしたビジネスマナー講師としてご活躍されている著者の川原さん。よくいただくご相談など、身近なビジネスシーンを例にとって、情のスキル「気づかい」とは?を教えていただきました。
やったほうがよい行動、思いついたけど行動できていますか?
「自分がされて嬉しかった経験」はやってみましょう
「気が付いてるけど何もしない」のは、「気が付いていない」人と同じ
続いて、書籍の帯にもなっている気づかいの「2つの壁」と「5つのコツ」を、具体的にレクチャーしていただきました。
気づかいの壁は「2つ」ある
自分の壁:見返りを求めない、誰も見ていなくてもやる
例)会議室を退出するときにサッと拭き掃除
相手の壁:相手の気持ち・状態を尊重した行動をする
例)相談に来た同僚にイスを差し出す
気づかいには「5つのコツ」がある
旅館、デパートなど、あらゆる気づかいのプロから学ぶ、場面に応じた気づかいのコツも教えていただきました。
限定のコツ |
コース料理や本日のおすすめ ⇒ 決めることへのストレス軽減 |
予告のコツ |
食事時間を予告してくれる旅館 ⇒ 急に振られるストレス軽減 |
共有のコツ |
食料品の保存方法まで共有してくれるデパート ⇒ 正論を押し付けられるストレス軽減 |
領土のコツ |
ちょうどいい距離で接客する店員さん ⇒ 土足で踏み込まれるストレス軽減 |
記憶のコツ |
お客様の情報を細かくカルテに記憶するヘアサロン ⇒ 孤独のストレス軽減 |
※詳しくは書籍でお楽しみください!
第二部 気づかいワークショップ
第二部では、誕生月ごとに3つのグループに分かれてワークショップを実施しました。
ワークショップデザイナーでもあるエスケイワード代表の沢田から、実施内容を説明。
今回は、グループに分かれて以下の3つを発表し合います。
- 自己紹介
- 第一部で書いた「自分が嬉しかった経験」の共有
- 同じグループの人の「よい出し」
「よい出し」とは? アドラー心理学「勇気づけ」のひとつ
第一部 気づかいのコツ「領土」のお話で出てきた「よい出し」はアドラー心理学 「勇気づけ」のひとつ。
「褒めて育てる」とよく言われますが、人は褒められると褒められることを「目的」としてしまうことも。
アドラー心理学では、褒めるよりも「よい出し」をすべきと言われています。
例えば、
× うなずいて聞いてくれてすごい ※褒める
○ うなずいて聞いてくれてますよね ※良いところを指摘
「よい出し」はよいところを強化させる効果があります。一方で、「だめ出し」をすると、勇気がくじかれる人もいます。
普段からよいところを言ってくれる人からなら、その人から「だめ出し」をされてもあまり不愉快になりませんよね!
まずは「よい出し」をする習慣を付けてみましょう!
ということで、川原さんにもグループメンバーとしてご参加いただき、さっそくワークショップで実践してみました!
初対面の人同士で「よい出し」
最初はみなさん緊張していたようですが、終了時にはみなさん笑顔になっていて、さっそく「よい出し」の効果を感じられました!
みなさん、自然と「ありがとう」の言葉を返していて、ハッピーな時間でした。
第三部 質疑応答・サイン会
たくさんの方から質問の手が上がったなかで、時間の制約もあり3名のご質問にお答えいただきました。みなさん、ふむふむと納得されたり、川原さんからの「よい出し」が思いがけず飛び出して「涙が出そうです!」と受け止めている方もいらっしゃいました。
本へのサインを求める列もでき、みなさんそれぞれ川原さんとの交流も楽しんでいらっしゃいました。
感想
コロナも5類となり、エスケイワードの共創スペースASOVIVAでも久しぶりのオフラインイベント開催でした。開催前は、リアルイベントにどれだけご参加いただけるかドキドキしていましたが、総勢約20名の方にご出席いただき、開催後アンケートでも嬉しいお言葉をいただくことができました!
大盛り上がりで終了し、スタッフ一同大変嬉しく思っています。
今回は、川原 礼子さんの出版という機会に、出版イベントを開催させていただきました。川原さん、素敵な機会をありがとうございました!
エスケイワードは、これからも「人にとって価値あるものを共に想い」ながら、コミュニケーション支援を続けてまいります。
文:熊坂